このような症状でお悩みの方は
認知症は、早期に治療や介護サービスの利用を始めることで症状の改善や進行を遅らせることができます。例えば、次のような事でお悩みの方は、できるだけ早めにもの忘れ外来の受診をお勧めいたします。
- 少し前のことが思い出せない
- 何度も同じことを言う・聞く
- 大切なものを置き忘れる。なくしてしまう
- 料理、片付け、運転など失敗が多くなった
- 時間や曜日が分からなくなった
- 慣れた道でも迷うようになった
- 好きだったことへの興味・関心が薄くなった
- 外にもほとんど出なくなった
受診方法と診断までの流れ
Step1. 電話相談・受診予約
もの忘れ外来は、予約制です。まずは、認知症医療センターへお電話ください。
診察日は毎週火曜日・金曜日の午前中です。
かかりつけ医がいらっしゃる方は、主治医の紹介状をご持参ください。なお、紹介状がなくても予約は可能です。
医療法人福翠会高山病院 福岡県認知症医療センター
☎0949-23-0520(専用電話)
受付時間 月〜金曜日の9:00〜17:00まで
※つながりにくい時は0949-22-3661(代表)へおかけください
お願い
- 初診日は、診察や検査などで時間がかかる場合があります。スケジュールに余裕をもってお越しください
- 初診日は、患者様の症状や生活状況を詳しくご存じのご家族の方や、ケアマネジャーの方などがご一緒にお越しいただけると助かります
Step2. 初診
1)受付
- 1階医事課受付で、患者様のお名前を事務員にお伝えください。問診票をお渡しいたしますので、ご記入ください
2)予診
- 精神保健福祉士が症状(困りごと)や生活状況などについておたずねいたします
3)検査
- 紹介状の内容や予診をもとに、専門医の判断で、頭部CT、採血、胸部レントゲン、心電図、神経・心理検査などを行います
4)再診の予定などの説明
- 専門医が、次回以降の予定をご説明いたします。MRIなど詳細な検査が必要な場合や、身体疾患の治療を優先する必要がある場合は、連携協力医療機関をご紹介いたします
- 鑑別診断までに初診後、1~2回ほど受診していただく場合がございます
Step3. 再診
1)検査および鑑別診断の結果の説明
- 鑑別診断の結果およびその後の治療方針をご説明いたします
- 診断後、お薬の調整などで、当院を受診していただく場合がありますが、認知症以外の治療は、かかりつけ医と連携して行っていきます
- かかりつけ医がいらっしゃらない方は、ご自宅近くの医療機関をご紹介いたしますのでお申し出ください
2)診断後の支援
- 認知症医療センターでは、単に鑑別診断を行うだけでなく、専門医、精神保健福祉士、看護師などが今後の治療や介護の方法、介護サービスの利用についてご本人やご家族の方などと一緒に考えます。不安、心配なことは遠慮なくご相談ください
- 当院での治療が終わった後でも、症状が悪くなった場合などは、再度、診察やご相談に応じますのでご安心ください
よくある質問
Q1. どのような状態になったら受診させた方が良いでしょうか?
A1.
認知症は早期発見・早期診断が重要です。物忘れが多くなったなど、今までとは様子がおかしいと思った時には、認知症医療センターにご相談ください。
症状や生活の状況などを詳しくお聞きし、専門医の受診(もの忘れ外来)の必要性などを一緒に考えます。
Q2. 「もの忘れ外来」は予約なしでも診察してもらうことはできますか?
A2.
基本的には、予約制(火曜日・金曜日)ですが、できるだけ早くに診察をご希望の場合は、認知症医療センター(0949-23-0520)もしくは病院受付(0949-22-3661)にご連絡ください。外来担当医が診察し、認知症専門医が一緒に鑑別診断を行います。
Q3. 本人に「もの忘れ外来」の受診を勧めましたが、行くのを嫌がっています。どうしたら良いでしょうか?
A3.
無理強いはせず、かかりつけ医がいる場合は、医師に相談し、受診を勧めてもらうのも一つの方法です。それで上手く受診につながることもしばしばあります。
上手くいかずに困った時には、認知症医療センターへご連絡ください。ご家族の方だけでのご相談や、相談員がご自宅などを訪問し、ご相談に応じています。